TEL相談・高1の息子の不登校に悩む母「行かなくてもいいよ」に隠された圧力

今回は、高校1年の息子の不登校に悩む母親からの相談です。

相談者からの話を聞く限り、とても理解のある母親の対応に思えるのですが…。

 

幼児教育研究の大原先生が鋭く切り込みます。

では、参りましょう!

 

放送を音声で聞きたい方はこちらから

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今回の相談について

パーソナリティ:今井通子

回答者:大原敬子(幼児教育研究)

 

相談者

46歳女性

 

家族構成

夫46歳・・・会社員

息子・・・高校1年

娘・・・小学6年

 

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相談者の状況

 

高校1年の息子が不登校

補習は順調に行けていたが、休み明けから行けなくなってしまった。

朝は起きてくるし、学校に行こうとはしているけれど、無理という感じ。

 

息子の成績はそんなに悪くない方。

たいして勉強はしていないが、入った時のテストも学年で10番以内の成績だったし、期末テストもクラスで2番だった。

 

授業についていけないとか、先生が嫌だという不満は無さそう。

クラスに40人くらい生徒がいて、息子は「集団が疲れる」と言っている。

 

通院もしている。

一週間ほど前から、そういった事が気になる薬を飲みましょうと言われた。

 

息子は、小学校5年生までは普通に登校できていた。

毎週サッカー教室にも通う「いいこ」だった。

 

小5のゴールデンウィークに2泊3日のサッカー合宿があり、それに行くのを嫌だと言ってから学校も行けなくなっていった。

それから、半年くらいは遅刻したり、親が送ってどうにか行っていた感じ。

 

小6の時はサッカーをしていなかった事もあって、普通に学校も行けていた。

 

中学校に入学して、またサッカー部に入り試合のプレッシャーなどで不登校になってしまった。

サッカー部に入ったのは息子の意志。

親は「どっちでもいいよ」と言っていたのに、自分の意志で入り、やっぱりダメだったという感じ。

 

中1の三学期から不登校がはじまり、中2では週に一度、先生に会いに行った程度。

中3になると、相談室に通うような感じで登校していた。

 

息子は完璧主義な所があると思う。

 

高校は不登校の子も受け入れてくれる学校へ入学した。

それにもかかわらず、どんどん遅刻が増えて不登校になってしまった。

 

学校自体は、自宅で学習する事もも可能だし、大勢だと疲れるという事であれば少数の学級へ行く事もできる。

しかし、その辺のシステムを相談者はよく理解していないのでわからない。

 

学校の先生からは「とにかく来てください。」と言われている。

相談者の夫は、「通信制もいいけれど、全日制に行っていろいろな経験をして社会に出た方がいいんじゃないか。」と言っている。

 

相談者は、日中パートで働いているので、不登校の息子は家に1人でいる。

相談者がお昼にお弁当を作っておいたり、レトルトのものを自分で作って食べたりしている。

 

お弁当を作った日は「食べたらお弁当箱洗っておいてね!」と言うと、「洗って!って言うくらいなら食べない。」と言い返されてしまう。

 

相談者が仕事を辞めて、送り迎えをしてでも息子に学校へ行くようすすめるべきなのか。

こんな状況で、どうすれば息子が学校に行くようになりますか。

 

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相談内容

高1の息子が小5の時から不登校。

不登校を受け入れてくれてる高校へ入学したが、そこでも不登校になってしまった。

学校は自宅学習でも単位は取れるが、相談者はその辺のシステムをよくわかっていない。

私が仕事を辞めてでも、送り迎えをするなどして息子を学校へ行くように働きかけるべきなのか。

どうすれば息子は学校へ行くようになりますか。

 

相談者

小5まではサッカークラブに通うほどのいいこでした。

 

現在は不登校児受け入れの学校に通っていますが、そこでも不登校になってしまいました。

どうしても息子に学校へ行ってもらいたいです。

 

回答者の意見

引用:大原敬子HP

大原敬子(幼児教育研究)

 

相談者が非常に矛盾している。

 

息子さんの成績を相談者は「そんなに悪くない」と表現したが、聞いてみるとすごく良い。

この成績で「そんなに悪くない」と言う母親なのだから、今の不登校受け入れの学校に進学という現状に満足していないはず。

 

先生も「学校へ来てください」と言う事は、学校も不登校では困るという事。

学校も両親も表面上は「少人数のクラスに行ってもいいよ」「どっちでもいいよ」と、耳障りのいい事を言っているが、本音は「一般のクラスに入れたい」と思っている。

 

息子が「お弁当箱洗えって言うなら食べないよ!」という事は、「成績上げろというなら学校行かないよ!」と同じ。

相談者のようなお母さんに共通する言葉がある。

「勉強しなくてもいいのよ」

「勉強したい時にすればいい」

「休みたいなら休んだらどう?」

 

こう言って全部本人に選択させたと思っている。

ところが、非言語的なメッセージで「まさかあなた勉強しなくていいわよって本気で思ってないわよね」というのを伝えている。

 

相談者は子供に理解のあるような態度をとっていたようだけど、「勉強しなくていいわよ」とあえて言う必要は無い。

本当に勉強しなくていいなら、何も言わなくていいはず。

あえて言うということは脅し

 

息子は「不登校でいいって言うからこの学校に入ったんだよ」と感じている。

「テストが何点」などの、お母さんからの負担が無ければ本当は学校に行きたいと思っている。

 

今日の問題はお子さんではなく相談者です。

相談者の意識と視点を変えないといけない。

 

問題は、彼自身が「誰も僕を助けてくれない」と思っている事。

助けてくれると思えれば、学校に行きます。

 

息子さんが学校に行くようになるためには、校長宛に以下のように一筆書く事。

■手紙の内容

息子が本校に入学した一番の動機は、不登校児を受け入れる事、不登校児を健康的に元気で通学させる事。

これらを信じて入学させましたが、今回、一番恐れていた不登校がはじまりました。

ここで御校の教育理念に重ね合わせて、わたくしども親子をお救いくださいますようお導き願います。

 

しばらくの間は、本人の精神的負担を考慮しまして、宿題・課題・テストを控えさせていただきたく思います。

また、当面の間、私共親子が一番恐れいている進級等の言葉を使用しないようにお願い致します。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

これを夫婦連盟で書いて、先生に直接渡す事。

 

相談者は原点である「元気で学校に行ってさえくれればいい」に、戻る事。

これを望むには、息子にのしかかる全ての負担を取り除いてあげることが必要です。

 

パーソナリティの意見

引用:講演依頼.com

今井通子

 

一番大切な事は、不登校でいいってこと。

 

さっきからお話を聞いていて。

相談者自身が「不登校でもいいから」と、その学校にいれたにもかかわらず、不登校を許可していない。

 

相談者が不登校を受け入れてください。

 

学校が受け入れていないんじゃなくて、あなたが受け入れてないのではないでしょうか。

学校は「ちゃんと説明しましたよ!」というかもしれない。

 

リスナーの意見

虚栄心の塊。嫌いな親のタイプだわ。

やはり今回も、不登校は親子関係に原因ありか。

学校も息子が来るように望んでるとか言ってるけどさ。
これ絶対、お母さんが学校側の不登校システム聞く気なかっただけでしょ。
息子に寄り添っていたら、不登校のシステムとか、少人数クラスの事をもっとちゃんと調べてるはず。

息子さんは期待にこたえ続けて疲れちゃったんだね。

今井先生が言うように、大原先生の一筆を書いたらクレーマー扱いされそうだ。

ままこの考察

いかがでしたでしょうか。

 

テレフォン人生相談のリスナーであれば、「不登校の原因は親子関係にあり」という結末は何度も聞いているかと思います。

 

相談者は理解のある母親を演じていましたが、なんとしてでも学校に行かせたい圧力を感じましたよね。

 

本当に、学校側は「学校に来てください」と言ったのかな?と疑問に感じました。

息子に行ってほしい相談者が、都合よく解釈した可能性もありますよね。

そうなると、今井先生が言うように「ちゃんと自宅学習のシステム説明しましたよ!」と怒られてしまうかもしれません。

 

また、息子さんのプレッシャーは相当だったと思います。

相談者が、学校に行っていた時の息子を「以前は、『いいこ』でした。」と表現したのがとても気になりました。

 

私は、加藤諦三先生が子育ての相談においてよく言う、「I love you. Because you are you.」という意識がこの相談者には必要だと感じました。

直訳すると、「あなたがあなただから、好き」

 

加藤諦三先生は、いいこだから、勉強ができるから大好きではいけないと言います。

「いい子じゃない時、ダメな時も大好き。なぜなら、大好きな理由はあなただから。」こう言われて育った子供は、安心して育つ事ができるんです。

 

大人だって、こんな風に自分を認めてくれる人がいたら、どんな困難も頑張れる気がしますよね!

 

この相談者は「I love you. Because you are you.」という気持ちで息子さんに寄り添う事ができれば、息子さんの強い心が育つのではないでしょうか。

 

あなたはどう考察しますか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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