
今回は、史上最強のマウンティング女性の登場です。
相談者は「結婚も妊娠も出来て幸せ」、それを独身の友人に告げたいとのトンデモ相談。
どんな内容なのでしょうか、リスナーの声にも注目です!
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今回の相談について
パーソナリティ:今井通子
回答者:高橋龍太郎(精神科医)
fa-check-circle相談者
32歳女性
fa-check-circle家族構成
夫31歳
婚活パーティで知り合い結婚
結婚2年目
相談者の状況
結婚を機に関係がこじれてしまった女友達の事で相談をしたい。
相談者は現在、結婚2年目で子供を妊娠中。
その友人とは高校2年生の時に、文通で知り合った。
同じ趣味を持つ友人が周囲にはいなかったため、文通募集で見つけた趣味友達。
その趣味というのは、コスプレやコミケ(コミックマーケット)に行く事。
社会に出てからも、25~26歳くらいまではなんとなく趣味を続けていたが、「コスプレやコミケを卒業したい」と、趣味に対する考え方が変わってしまった。
まるで、赤ちゃんがおしゃぶりをいらなくなったような感じ。
それよりももっと大切な事が必要なのではないか、と考えるようになり、結婚について考えるようになってきた。
なので、相談者が「もうコスプレを辞めたい」と友人に告げると、友人は「なんで!?なんで!?」といった感じだった。
「婚活をするためだ」と言うと、友人は「辞めなよ!実は、私18歳の時から婚活してるんだ。」とカミングアウトしてきた。
その話を聞いて、「彼女も婚活頑張っていたんだから、私も頑張ろう」と思って婚活をはじめた結果、1年後相談者は結婚した。
相談者は友人に「1年後、私はウェディングドレスを着てみせる」と言って、それを成功させた。
すると相談者の結婚を機に、友人の態度が攻撃的になった。
「見下してんだろ」「馬鹿にすんな」「私は結婚できなかったかもしれない。でも、モテなかったわけじゃないんだからな。」と言ってくるようになった。
現在は、その友人とは付き合っていない。
しかし、この一件で「結婚するだけでこんなに人は変わるのかな」と、相談者は人間不信になってしまった。
会社でも、相談者は年上の先輩から目を付けられている。
職場も結婚していない女性が多いせいか、「結婚する」と言ったらみんな態度が変わってしまった。
相談者は、赤ちゃんが出来て今すごく幸せ。
一方、その友人はまだ結婚していないと風の噂で聞いた。
相談者は何もしていないのに、傷つけられて痛めつけられて…と思うと悔しくなってくる。
だから、その友達に「私、今すごく幸せなの」と伝えたい。
そんな事するのは馬鹿馬鹿しいと自分でもわかっているが、止められない。
昔、この人生相談で同じような質問をしている人が叱られているのを聞いて私も「そんな事をするのは辞めなさい」と叱ってもらいたい。
fa-check-circle同様の相談内容で叱られていた回はこちら
相談内容
fa-check-circle高2から仲が良かった友達と、相談者の結婚を機に絶縁状態
fa-check-circle友人は18歳から婚活をしていたが、現在も独身のまま
fa-check-circle相談者が結婚をすると「見下してんだろ」「馬鹿にするな」と罵声を浴びせた
fa-check-circle相談者は現在妊娠もして、とても幸せ
fa-check-circleとても傷ついたので友人に「私幸せなの」と言ってやりたい
とても傷ついたので、独身の友人に「私幸せなの」と言ってやりたい。
馬鹿馬鹿しい事だとはわかっているけど止められない。
先生方、私を叱ってください。
回答者の意見
引用:毎日新聞
高橋龍太郎(精神科医)
相談者は社会に出て「コスプレやコミケをするのはおかしい」と思いながらも、友人に引っ張られていて行っていたとのことだが、そこがダメだった。
25の頃に、「私は卒業するからあなたとお別れ」と言ってキッパリ行かなくなれば、罵倒の対象にはならなかった。
しかし、相談者はズルズルと一緒に行っていたもんだから、彼女にその隙を突かれて、相談者の気迷いごとを散々バカにされた。
その時の負い目がずっとあって、その時の罵倒された事が悔しくて仕方が無いのだと思う。
しかし、それは相談者が、友人にズルズルと引きずられて行っていた3年間に蓄積されている事。
引きずられて悔しかった思いはわかる。
恋愛だって冷めるわけで、その時に好きだったけど冷めてしまったと相談者が主張できていればこんな事にはならなかった。
罵倒された時の復讐心で、FacebookやSNSでも何でも「私は幸せ」と告げるのは絶対にやめなさい。
友人の本音を言うと、必死に負け犬の心情でかろうじて生きている。
(相談者:そういう風に人を言うのはよくないのかな…と)
それは、もちろん良くないけど、モノの例えで言っただけ。
勝ち犬が負け犬に向かって「ほらみろ!」と言ったら、負け犬は噛みつく。
負け犬が噛みつくのと同じように、逆襲に転じるかもしれない。
人間、勝っている時は心に余裕があるけど、負けている時は本当に余裕を失う。
相談者は自分の価値観の中で勝利を収めた。
友人も自分の価値観の中で勝利を収めているかもしれないけど、18の時から婚活をしていたという事は「結婚したい」という思いが強いわけ。
(相談者:でも言ってましたよ…。無理して結婚しなくてもいいかなって…)
それは強がりだよ。
友人にとってのコスプレはうまくいかない婚活からの逃げ場所だった。
そんなところに火に油を注ぐような事をすると、とんでもな事になるから、一切関りを持たない事。
(相談者:ごめんなさい。)
相談者も身の安全を第一に考えて絶対に近寄らない方がいいし、声もかけない事。
(相談者:はい。ごめんなさい。)
パーソナリティの意見
引用:講演依頼.com
今井通子
相談者はお腹に子供がいるんですよね。
これから親になるんですよ。
(相談者:だから、この子のために生きなきゃいけないのよ、って思っているのに…。)
ご主人やお子さんに万が一、危害が加わる事を考えたら、身の安全だけでなく、3人分の安全を考えてその友人とは連絡をとってはいけない。
リスナーの意見
リスナーとしては本心を聞き出したいところ。
高橋先生優しすぎでしょ。
今回は大原先生にえぐりだしてもらいたかった…。
それだけ。はい終了。
わかってくるくせに。自分が一番嫌らしいって事。
高橋先生って優しいんだな~。
ままこの考察
いかがでしたでしょうか。
今井先生も高橋先生も優しすぎてリスナーからは不完全燃焼の声で溢れています。
大原先生に「あなたの中には女のずるさがあるんです。今、幸せではないですよね。」って、フルボッコされて欲しかったのは私だけでしょうか…。
相談者は、自分の中の汚い感情を他人に言わせる天才ですね。
いっさい自分のイメージは汚さず、いい子ぶりっこしながらも、龍太郎先生を誘導しているトーク術あっぱれです。
あんなに人の良い龍太郎先生に「負け犬」だの「婚活からの逃げ道」だの言わせて、すごすぎます。
テレフォン人生相談リスナーならご存知の、加藤諦三先生の有名な格言「本当に幸せな人は『幸せ』とは言いません」。
今回の相談者にはこの言葉を送りたいと思います。
友人をアレコレ言うのではなく、自分自身を見つめなおさないと、この先の結婚生活や子育て、ママ友付き合いでつまずくのは目に見えていますね。
あなたはどう考察しますか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。