
今回は典型的な毒親からの相談です。
娘を交際相手と別れさせたいという質問がもうお察しですよね。
超強烈な相談者に対する、加藤&大原のゴールデンコンビのアドバイスにも注目です。
では参りましょう!
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目次
今回の相談について
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:大原敬子(幼児教育研究)
fa-check-circle相談者
67歳女性
fa-check-circle家族構成
夫77歳、長女45歳、次女41歳
現在、夫と次女と3人暮らし。
相談者の状況
現在、77歳の夫と41歳の次女と3人暮らし。
次女が3ヶ月前にネットで知り合った57歳男性と交際しているが、どうにか別れさせたい。
交際相手の男性はバツイチで、次女と5歳ほどしか年が違わない娘を含む子供が3人いる。
交際相手の年齢を考えて、自分たち夫婦の介護の問題になった時に苦労するのは目に見えいてるため、親としては賛成できない。
いずれ一緒になってもうまくいかないと思っている。
また、57歳男性はデート費用を全額出してくれたり、次女の欲しいものを買ってくれる。
お弁当まで次女に作ってきてくれると聞いて「おかしい」と思っている。
また、あれ買ってこれ買ってと言う次女もおかしい。
相談者と次女は大喧嘩してしまい、相談者は手首を切ろうと自殺未遂をした。
出ていこうとする次女の前に「出ていくな」と無理矢理立ちはだかったら、蹴とばされ、車でひかれそうになった。
ここ2、3週間、次女は家を出て、相談者の兄のところで生活をしている。
周囲の人からは「あまりうるさく言うと交際相手の所に行っちゃうから辞めろ」と言われるが、どうしても納得がいかない。
相談者の夫は「少し様子を見てから別れさせればいいんじゃないの?」と言っている。
「世間の常識というのがあるでしょ!」と何回も言っているけど、誰も聞き入れてくれない。
周囲の人、全員けしからん!と思っている。
相談内容
fa-check-circle次女とネットで知り合った交際相手の57歳男性を別れさせたい。
fa-check-circle介護の事を考えると2人の交際は親としては賛成できないし、一緒になってもうまくいかないと思う。
fa-check-circle交際相手は次女ににお弁当を作ったり、欲しいものを何でも買ってくれるらしく「おかしい」と思う。
fa-check-circle私は常識的な事を言っているのに、誰も聞き入れてくれない。
私は、別れさせる方法しか聞いていません!
回答者の意見
引用:大原敬子HP
大原敬子(幼児教育研究)
イライラしていますね。
まずは深呼吸をして落ち着きましょう。
相談者は娘に嫉妬しています。
娘から「お弁当作ってくれた」「お土産買ってくれた」と聞いて、普通だったら「娘って愛されているな」と、思うのでは?
なのに、相談者は「こんな男性いないでしょ」「普通お弁当は女が作るでしょ」と思っていて、これは女の嫉妬が現れている証拠です。
女VS女として娘を見てしまっている。
娘が交際相手のそんな話をするのはどうしてでしょうか。
もしかしたら、「こんなに私にしてくれるいい人なんだよ。だから、ネットの出会いだけど心配しないでね。」と伝えたかったのかもしれない。
このままいくと、娘さんは二度と相談者の元に戻ってこないと思います。
娘さんは41歳。小学生、中学生というわけではない。1人で食べていけるし、親を捨てようと思えば捨てられる年齢。
なのに、そうしないで、相談者と関係のある兄の家に行っている。
娘は優しい。あなたを思ってる。
こういった事を理解できなければ、次はご主人との関係も悪くなってくる。
相談者はこの次女がいなくなったら生きていけないこと気づきなさい。
周囲の人みんながあなたに気を使っている。
相談者は娘さんへの愛情を間違えています。
これだけの事をされても、あなたの兄の家にいる親思いの次女の気持ちに気づいてあげましょう。
相談者は、一番自分の事を思ってくれている子をズタズタにしています。
パーソナリティの意見
引用:毎日新聞
加藤諦三
長い所、我慢に我慢を重ねて生きてきたんですね。
相談者が「死んでやる!」って言ったのは「殺してやる!」と言っているのと同じ。
心を孤独と怒りに支配されている。
この相談そのものが完璧に間違い。
相談者は今、心がどうしようもなくなって、どう生きていけばいいかわからない混乱状態。
その混乱状態を正当化するために質問を無理矢理作ってきた。
相談者は「私は特別な人間」「私の思い通りに世界は動くべきだ」と思っている。
今日の質問は「私の心は混乱して、私どう生きいけばいいかわかりません」です。
娘を受け入れましょう。
受け入れがたい痛いところを認めれば、次に進めます
リスナーの意見
この人、娘の事介護要員としか見てないからこんな事ができるんだよ。
子離れできない毒親。
例え、結婚が失敗したとしても自分の意志で結婚した方が人生の充実感が違うと思う。
早くこの母から逃げて。
娘が相談者なら「こんな親と早く縁を切れ」とアドバイスしているはず。
その確認は済んでるのかしら。
誰とも結婚させないで自分の所に置いておきたい毒母じゃん。
不安な気持ちもわかる。
ままこの考察
強烈な相談者でしたね。
最初の方に「私と主人の介護を考えると、この相手じゃ不安」と平気で言っていましたが、娘の人生を何だと思っているのでしょうか。
はたから見れば典型的な毒親ですが、結構当事者の人って気づいていないもんなんですよね。
この相談者と次女は毒親の本を読んで、お互いに生き方を見つめなおしてみたら?と思いました。
さらに、次女の行動ももどかしいです。
「早く縁を切って逃げろ!」とアドバイスしたくなります。
そして、私が気になったのは、長女は…?
長女はこの母親から逃げたのでしょうか。
こういった規範意識が強いタイプは長女に執着しそうなものですが。
精神の病気になっているとかじゃなければいいけど…。
相談者は、加藤諦三先生が言う典型的な「神経症者」だったように感じます。
神経症者についてはこちらで詳しく説明しているので、こちらも是非読んでみてください。
あの大原先生が少し気をつかってるように思えました。
しかし、「あなたバカねー」という言葉は秀逸でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。