
お腹の子供に対して、「それ産むの?」と言い放った母。
幼少期から母親との関係に苦しめられてきたが、今後母との付き合い方について相談したいとの事。
三石先生の聞捨てる所無しの神アドバイスを、是非ご覧ください!
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目次
今回の相談について
パーソナリティ:今井通子
回答者:三石由起子(三石メソード主宰・作家・翻訳)
fa-check-circle相談者
36歳女性…第3子妊娠中
fa-check-circle家族構成
夫33歳
長男9歳・次男1歳
父72歳
母69歳
弟35歳
相談者の状況
実母との関係性に悩んでいて、これからどうしたらいいかという相談。
昔から、母とはいろいろあった。
小さい頃、父親が単身赴任で別の場所に住んでいたため、母と弟と3人で暮らしていた。
3人暮らしだと、いろいろと大変な事も多かったので、近くの親戚をよく頼っていた。
その親戚の所にも、相談者と同じくらいの子供がいたので一緒に遊んでいた。
しかし、相談者はその子からずっといじめられていた。
母親はそれを知りながら、親戚に頼っているところもあり強く出れず、見て見ぬふりをしていた。
相談者がいじめられて泣いていると、母は「なんでそんなに泣いているの」という感じだった。
小学校高学年の頃、父の単身赴任が終わり家に帰ってきた。
しかし、父と母が不仲で、父が母に物を投げたり叩いたりDV的な事をしていた。
そのたびに母は相談者に、父の愚痴をずっと言い続けたり、「あなたが間に入って、お父さんにごめんなさいって言って」など、頼ってきた。
大学生の途中で実家を出たのだが、こういった事はそれまでずっと続いた。
母が1人で頑張ってきていたというのもわかっていたし、「私がちゃんといいこでいないといけない」と思って、自分なりに頑張っていた。
実家を離れた後も、父と何かあるたびに「相談に乗ってくれ」と、毎回電話をかけてきた。
そういう愚痴やマイナスな事を聞いていると、性格的に全部自分の事のように感じてしまい、気分が落ち込んでしまう。
その日一日が何もできなくなってしまう。
母親も「他の人には話せない」と言い、私に1時間、2時間と電話をかけてくる。
日によっては、それが1日2~3回ある。
このような状況で、もう限界に近かった。
相談者は、現在第3子を妊娠している。
その報告を母親にしたら、第一声で「あなた、それ産むの?」と言われた。
その言葉を聞いて、「これまでこんなに母に尽くしてきたのに、なんでこんな酷いことを言われないといけないんだろう」と思った。
この事がきっかけになり、母親と話していると泣いてしまうようになった。
こんな状態なので、もう付き合っていけないと思い「私の事を思うなら、もう連絡してこないで欲しい」と母に言った。
今後、子供が産まれるとなると、普通なら親を呼んで顔を見せたりお宮参りなどをすると思う。
しかし、そうすると、どうしても母親と会わないといけない状況になってしまう。
私としては怖くて会えない。
母と会いたくない。
しかし、ずっとそうも言ってられないし…。
このまま、母と会わない状態でいていいのかを相談したい。
(今井通子:夫婦仲が悪かったというのは、お父さん浮気していたとかそういう事?)
いや、そういう事ではなくて…たぶん経済面であるとか…。
そういう事で、いつも喧嘩になっていたと思う。
よく覚えてないんですけど…。
相談者は今、臨月近い。
こういう話を夫には全てしている。
夫は、「思うようにした方がいいよ」と言ってくれてる。
今住んでいる場所は、お祝い事をしっかりする地域というわけではないが、自分が「こういう事が親孝行だ」「親孝行しなくてはいけない」と過敏に思いやっていた。
これから母親と顔を合わせたくないが、合わせないといけない。
どうしたらいいでしょうか。
相談内容
fa-check-circle相談者は小さい頃から母親との関係に悩んでいた。
fa-check-circle子供の頃から、母は父と何かあると愚痴を言ってきたり「あなたが間に入って」などと頼ってきた。
fa-check-circle今でも、母は父と何かあるたびに相談者に1~2時間の電話をしてくる。1日2~3回ある事も。
fa-check-circle相談者は今第3子妊娠中で、妊娠の報告を母にしたら「それ産むの?」と言われた。
fa-check-circleそれを言われてから限界になり、「私を思うならもう電話してこないで」と母に言った。
fa-check-circleもう母に会いたくないが、子供が産まれたら会う機会も作らないといけない。
fa-check-circleこのまま母と会いたくないけど、どうしたらいいでしょうか。
回答者の意見
引用:三石由起子HP
三石由起子(三石メソード主宰・作家・翻訳)
私はあなたに心からアドバイスをします。
こういう母親と付き合っちゃだめです。
問題は、あなたがそれに対して罪悪感を持っている事。
でも、罪悪感を持つ必要は無い。
それから、お宮参りというものは写真をちゃんと撮って、心からお祝いをしてあげて喜んであげればいい。
ご主人の方に、お父さまお母さまいらっしゃるんだから、あなたこの母親呼ぶ必要は無いです。
これは私厳しい事言うけど。
あなたが今のお子さんを妊娠した時点でね。
「あなた、それ産むの?」なんて言う、そんな台詞を吐いた人間に見せたらダメですよ。
子供に失礼。
それと、あなた本当に勘違いしていますけど。
あなたの家庭は今の家庭なの。
あなたの母親は、かつてあなたの家庭だったかもしれない。
しかし、今あなたは母親なんです。
そして、3人の子供を育てようとしているわけ。
家庭がどこかという事をね、あなた勘違いしちゃダメだよ。
それと、子供って言うのはさ。
やっぱり、いいものを見て育てないと。
話を聞く限り、ちっともいいものじゃないからさ。
ちょっと、自分の母親の悪口を言われるようでつらいかもしれないけど。
私だったら見せない!
それと、あなたの事を言っているんだけど。
母親が暗いとね、子供は馬鹿になるよ。
母親っていうのは、いつも子供に対してへらへら笑っていないとダメ。
「お母さんといれば安心だ」「お母さんといれば嬉しい事がたくさんある」と、体感させてあげないとダメ。
あなたの母親のような、こういう女の人とは、余裕が無ければ付き合っちゃだめなの。
余裕っていうのは、まずは時間の余裕。
もう一つは、心の余裕。
「あぁ、こういう可哀そうな人もいるんだな」
「私と話し合って、少しはこの人の頑なな心が溶けるんだったら、私いくらでも話聞いてやるよ」
「私は受話器おいた瞬間に忘れられるからね」
こういった心の余裕。これがあればいいですよ。
でも、あなたには無い。
それと、もう一つはお金の余裕。
お金に余裕があれば、また違う援助もできる。
だけど、あなたの悩みは身の程を過ぎている。
具体的な事をしなとダメなので…留守番電話にするの。
母親じゃない名前聞いたら、取ればいい。
そして、母親からのは出ない!とあなた決めないと。
それを罪悪感を持ってするのではなくて、子供たちを守るという気持ちにならないとダメ。
「自分のワガママじゃないか…親不孝してるんじゃないか…」って気持ちが少しでもあると、強い気持ちにはなれないけど。
「私は3人の子供の母親で、この子たちに幸せな人生を送らせるんだ」
「世の中、こんなに面白いんだって事を教えるんだ」
こういう強い気持ちになれば、この母親を受け入れる余裕はないはず。
私はキッパリ切って欲しいと思う。
あなたの家庭はどこなのかを見失ってはダメ。
あなたのうちはどこですか?
今の5人家族になろうとしている…ここがあなたの家庭なんだよ。
よそのうちを構っている暇はありませんよ。
これから子供も大きくなって、楽しいことがたくさんあって、時が過ぎていくと、心に余裕ができてくる。
その時に、やっと「お母さん何してるかな?」って気持ちになれる。
「ちょっと声聞いてあげようかな」という気持ちに、自分からなれる。
だから、それまでは拒否しないと、自分の身も痛める。
自分の身を痛めるのはあなたの勝手だけど、子供を痛めてはだめだよ。
そして、言い訳を覚えておきなさい。
「産むの?」なんて言った女に見せなくていい!
これは、あなたの支えになると思うよ。
だから付き合っちゃダメ!
私、今本当に過激な事言ってるかもしれないけど。
あなたの精神状態と、涙声とさ。
聞いていると、あなたにはこの能力ないと思う。
母親と付き合うキャパが無いよ、ね。
大事にしよう。
自分と自分の家庭を。
よその家庭を構っている場合じゃない。
余裕が出たらね、「ごめんなさい」なんてそういう事を言える日も来るから。
今はダメだ。
今は会わない方がいいと思います。
ご主人がいるんだから。
あなた頑張れるんだから。
3人幸せにしてやらないと。
母親として、泣いてたらダメだよ。
母親はへらへら笑っていないと、子供は馬鹿になるよ。
覚えておいてください。
パーソナリティの意見
引用:講演依頼.com
今井通子
昔何があろうと、昔の事は変わらない。
変えられるのは先の事。
ここから先は三石先生の言う通りやれば、この先は変えられるから。
(三石由起子:がんばれ!がんばれ!)
(相談者:はい…頑張ります。)
うん。よし!
泣き声で言っちゃいけないみたいよ。笑
三石由起子:
ふふふ!笑
笑ってなさいね!本当にね。
子供の前では、無理してでも笑ってなきゃダメ。
はい!頑張って~!
(相談者:はい。わかりました!ありがとうございました。)
リスナーの意見
「それ産むの?」なんていう母親がいるんだ…。
孫って嬉しいもんじゃないの?衝撃…。
そういう当たり前の判断ができない所が、この人が毒親育ちという事を物語ってる。
だから俺は馬鹿なんだ。
心から祝ってくれる人とお祝いしなさい!
子供に失礼!
って、本当その通り。
聞いてて涙が出た。
立ち止まったら何度も聞きたいアドバイス。
ままこの考察
毒母を作る材料は、「夫婦が不仲」。
これさえあればいいってくらい、毎回そうですよね。
テレフォン人生相談を聞いていると痛感します。
満たされない心、不安な心を子供で解消しようとする。
元々、依存体質で人にどうにかしてもらうしか解決法が無い人間が、周囲の大人に頼れなくなり、自分を絶対裏切らない実の子供に目を付ける。
子供は殴られても、酷い言葉を言われても、捨てられても、実の母の愛を求めるもの。
こんな健気な気持ちに付け込んだ恐ろしいやり方だと思います。
みんな母を裏切る罪悪感に苦しめられてるよね。
また、この母親の「あなたそれ産むの?」は、嫉妬心から出た言葉ではないでしょうか。
毒親あるあるで、実の娘の幸せに嫉妬するというのがありますよね。
■大原先生「あなたは娘に嫉妬してる」の回はこちら
夫婦仲がずっと悪かった自分と比較して、惨めになり、咄嗟の一言。
相手を攻撃して、嫌な気持ちにさせて優位に立とうとしたのかな。
それにしても、今回の三石先生はお見事すぎました。
聞捨てる所一切なしの超神回。
あなたの家庭は今どこ?
これを勘違いしていはいけない。
あなたの母親はかつてあなたの家庭だった人。
今、あなたは3人の子供の母親。
よそのうち構ってる場合じゃない。
ちゃんと子供を育てなきゃ!
お母さんに囚われている人は、目が覚めるような言葉なのではないでしょうか。
「毒親育ち」がテーマの回で、私の中ではトップ3に入る神回だと思っています。
あなたはどう思いましたか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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