TEL相談・「お母さん助けて」DV夫の元に残し自殺した長女への後悔

今回は、DV夫の元に2人の娘を残し、1人で逃げた相談者。

生活が安定したら迎えに行こうと思っていたが、その後、長女が自殺してしまいます…。

非常に重い相談ですが、DVの恐ろしさがよくわかる回。

大原先生の回答で、相談者の心が癒されていきます。

放送を音声で聞きたい方はこちらから

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今回の相談について

パーソナリティ:加藤諦三

回答者:大原敬子(幼児教育研究)

 

相談者

63歳女性

 

家族構成

夫62歳
長男26歳・次男24歳
※現在4人暮らし

元夫
長女・次女

 

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相談者の状況

 

相談者は63歳。夫は62歳。

現在、26歳と24歳の息子と4人暮らし。

 

相談者は夫と再婚で、その前に結婚していた夫がいる。

その夫との間には、娘が2人いた。

 

今回は、その元夫との間の長女についての相談。

 

前の夫と別れたのは15年くらい前。

子供は2人いたが、次女は元夫が引き取り、長女は自分が引き取った。

 

引き取ったというか…。

虐められるのがかわいそうで、連れてきたという感じ。

(加藤諦三:このお嬢さんはいくつですか?)

 

もう33歳ですが、もう亡くなっているんです。

自殺をしたんですよ。

 

その子の事が気になって、いつもいつも頭にある。

「あの時なんで、助けてあげられなかったのかな」って…。もう何年たっても、その気持ちがある。

 

この娘が自殺したのは12年前。

元夫と別れてから、自殺した。

 

前の夫との離婚理由は、夫の暴力。

自分が気に食わないと、すぐ手をあげる。

 

そこから、相談者が1人で逃げた。

1人で逃げて、生活が安定するまでは子供を連れていくわけにはいかなかった。

子供を見るだけの余裕が無かった。

 

でも、逃げました。

本当に怖かったから。

 

話を聞かないと「お前なんか!」って手が飛んでくる。

元夫はお酒を飲んだ時だけではなく、いつも暴力を振るう人だった。

 

元夫は、仕事を選ぶ人だった。

相談者が仕事をして家計を助けていたが、それが気に食わなかった。

相談者の親からの援助もあった。

 

加藤諦三:

それは男としての面子が無かったんでしょうね。

つらかったね…。怖いですよね。

 

相談者は「何か飛んでこないか…」と、元夫の顔色を見て過ごしていた。

それは本当に怖い…。もう逃げなきゃと。

 

加藤諦三:

あの、実はご主人自身も怯えていたんですけどね。

暴力で自分を慰めていたから。

 

それは、あなたは怖いですよね。

 

もう半端じゃない。

徹底的に暴力をしてくる。

 

殴りつけて、相談者が倒れても蹴っ飛ばしてくる。

(加藤諦三:ご主人は蹴っ飛ばしても蹴っ飛ばしても気持ちが収まらないんですよね。)

 

その暴力に耐えられないで、そこを逃げ出した。

生活が成り立たないので1人で逃げた。

 

そしたら、長女が自殺してしまった。

そして、今何やってもこの長女の事が頭から離れない。

 

どうしたらいいのでしょうか。

 

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相談内容

相談者は現在、夫と息子2人の4人暮らし。

相談者は再婚で、元夫との間に2人の娘がいる。

元夫との離婚理由はDV。娘を置いて1人で逃げてきた。

離婚した後、置いていった長女が自殺してしまった。

長女が自殺してから12年経つが、「助けてあげられなかった…」と頭から離れない。

 

回答者の意見

引用:大原敬子HP

大原敬子(幼児教育研究)

 

いいですか?伺っても?

亡くなったお嬢さんは、あなたが引き取ったの?

 

一緒に生活をしていたの?

(相談者:娘がね。私を頼らないで自分でやっていくと言った。)

 

えぐるような形になってしまうんですけど、伺ってもいいですか?

お母さんの頭の中に瞬時思い出すお嬢さんのお言葉って何ですか?

(相談者:「お母さん助けて」って…。電話で言っていました。)

 

その時、あなたは何て言いました?

 

相談者:

その時、私が助けてあげられなかったんです。

生活面とか、金銭もあるけど…。あの子の心をわからなかったんですよ。

 

あのね。

お母さん自分で一生懸命生きたんですよ。

 

前のご主人すごく大変だった。

身ひとつで逃げたあなたでしょ。

 

そのくらい、人間というのは自分が本当にどん底に落ちてしまうと、周囲の人がどうであろうと、わが身が一番可愛いんですよ。

だから、お母さん逃げたわけでしょ。

 

自分が一番可愛いと思ったお母さんが、亡くなった娘さんを思ってこうやって涙している。

それは、今幸せだからこそ、あの時できなかった自分を悔やんでいるんじゃないの?

 

私は、今すごく幸せだと思っていますけど。

(相談者:あぁ…そうですか…号泣)

 

まったく、周りは変わらないのに、自分の愛する人が突然いなくなってしまうという虚しさはよくわかる。

私はあなたみたいに涙はないけど、亡くなった人に対して「悔恨の情」を思う時の癒し方がある。

 

いつか人間死に向かっていく。

いつかは会える。

 

自分の心が思えば、やっぱり、いつかは会える。

むしろ前向きに考えようって、私は思うんです。

 

この悲しみって誰もわからないんですよ。

でも、心は絶対に消えないんですよね。

(相談者:だから、いつも一緒にいますけど。)

 

どういう風にしている?

 

相談者:

食べる物とか。あの子が好きなものとか、あるじゃないですか。

だから、それを思い出すと悲しいんです。

 

生きていればって…。

もう死んでいるのに…。生きていればって…。

 

あのね、このお嬢さんは本当にあなたの中に生きているんですよ。

(相談者:あぁ!やっぱり…涙)

 

そうでしょ。

それなら、あなたが力強く生きなくちゃ。

 

生きて生きて生き抜いて、悔いのない人生を娘さん以上に生き抜いて。

そして、必ず会えるんです。

 

あなただっていつか死んじゃうんだから。

私もそうですけど。

 

後悔とかうんぬんは、あなたが幸せだから出てきている。

亡くなったお嬢さんは、あなたがいつも泣いている姿を見たときに、「なぜ?」と思いますよ。

 

だから、あなたは生きて生きて生き抜くんです。

朝起きたら、お嬢さんに「おはよう」と言うんです。昼間は「こんにちは」なの。

 

いつもあなたの中に、永遠の33歳のお嬢さんでいるんですよ。

(相談者:本当、そうだ…涙)

 

あなたは、お水とかあげているんですか?

(相談者:はい。)

 

じゃあいいじゃないですか。

それをあげて、「あなたの分まで生きるからね」って。

 

「お母さんこの体ボロボロになるまで生き抜いて、あなたに全部報告してあげるからね」て。

「だからあなた元気で待ってるのよ」ってね。

 

あなただっていつか死んじゃうんだもの。

そう思わない?

(相談者:なんとか…元気が出ました。)

 

あなたは幸せだからこそ、お嬢さんを思い出しただけなんです。

てことは、お嬢さんが「私を忘れないでね。お母さん」って、あなたを幸せにしたんじゃないの?

 

今日からお線香をあげて、ご飯をあげて、お花をあげて「お母さん生き抜くからね」って。

今ある家庭を幸せにする事じゃないの?

(相談者:ありがとうございます…。そうします。)

 

そう考えると、生き方変わりますよね。

もう小さな事どうでもいいでしょ?

 

だから、頑張って生きて欲しいと思います。

 

 

パーソナリティの意見

引用:毎日新聞

加藤諦三

 

今、あなた泣いていますけど。

お嬢さん、これだけあなたに愛されているんです。

 

世の中には、産まれて母に愛されない子もいるんです。

(相談者:いえ!違いますよぉ…泣)

 

そうですか。

うん…。

 

また反論されるかもしれないけど…。

一緒にいても、心が一緒にいない人もいるわけです。

(相談者:あぁ、それもそうですね。)

 

でも今肉体が一緒にいなくても、あなたの場合、心が一緒にいるんですよ。

(相談者:そうですね。本当にそうです。)

 

この苦しみであなたはもっと深い人間になりますから。

 

加藤先生締めのお言葉
苦しみによって精神は新しい深さに達します。

 

 

リスナーの意見

結局、長女は引き取ったの?
どういう事?逃げた所が曖昧でよくわからなかった。
時系列も年齢も、いろいろわかりずらかった。

泣いた。

大原先生も、いろいろ言ったらこの人ダメになると思って、言うのやめたね。

次女は?次女は大丈夫なの?!

結局、この人自分の都合のいい所しか聞いてないように思える。
加藤先生も大原先生の意見も、いい所だけ噛みしめてて。
なんかずるい…。

これは重い…。
我が子を自殺で亡くすなんて…。
こんなつらい事ないよ。

愛ちゃんの意見も聞きたかった。
(マドモアゼル愛先生のこと)

この人責められないよ。
この時代のDVなんて、夫婦間の問題って誰も聞いてくれなかったでしょ。
大原先生の言う通り、わが身が一番可愛くなるほど極限の状態だったんでしょ。

ままこの考察

いかがでしたでしょうか。

この相談を聞いて、「子供置いて出ていくなんて信じられない」という気持ちになった人は、とても幸せなんだと思います。

 

以前、別の回で大迫先生がDVは本当に恐ろしいというような事を語っていました。

「どうしてこんな事できるのか…死んでしまうというような事を平気でやる」という内容だった気がします。

実際にいくつも事例を見てきた弁護士の先生が言うんだから、本当に恐ろしいものなんだろうな…。

 

■DV被害の母が父を…の回はこちら

 

この相談者は、「殺されるかもしれない」というギリギリの毎日を過ごしていたのだと思いました。

それに、今ほどDVというものが認知されていないし、被害者も守られていない時代ですよね。

冷静な判断は難しかったんじゃないかな…。

 

大原先生が言うように、幸せだからこそ、普通の感覚に戻った。

普通の感覚に戻ると、今度は自分のした事の重大さに気づき、後悔の気持ちで苦しんでいるのかと。

 

また、逃げ出してきた経緯や、娘を引き取った経緯などが曖昧でしたよね。

恐らく、何か罪悪感があり、そこを受け入れられないでいるのかな…とも感じました。

 

加藤先生も大原先生も、話の曖昧さに違和感を感じながらも、相談者の壮絶な人生に寄り添って話しているように感じました。

再婚相手との息子の年齢が26歳というのも気になりますが…。
先生たちあえて突っ込んでいないのかもな。

 

■妻の朝帰りでドアをぶっ壊すモラハラ男の回はこちら

 

1人の女性を極限まで追い込んでしまう、DVの恐ろしさが理解できる回だったのではないでしょうか。

あなたはどう考察しますか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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