TEL相談・自己愛さんとの正しい付き合い方を先生方が解く神回

職場や家族など、身近に自己愛性人格障害の人がいて悩んでいる人は必見です。

ナルシストとの付き合い方・対処法を加藤先生と心理療法士の最上先生がわかりやすく教えてくれます。

では参りましょう!

放送を音声で聞きたい方はこちらから

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今回の相談について

パーソナリティ:加藤諦三

回答者:最上雄基(心理療法研究)

 

相談者

53歳女性

 

家族構成

59

長女22歳

次女19歳

現在、4人暮らし

 

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相談者の状況

 

実母との関係に悩んでいるという相談。

相談者はだいぶ前から、実母と会って話をすると凶暴な怒りが湧きだす。

 

子育て中は子供の事を話すなどして、そうでもなかった。

しかし、話題が過去の事になると、それが引き金となり怒りが湧きだす。

 

相談者は小さい頃、母に抱いてもらったり笑いかけてもらったりした覚えが無い。

そのため、凄く寂しかったし、不安の中で育ってきた。

 

相談者から見ると母はいつも怒っていた。

自分の事を話しかけても「それどころじゃない!」という感じで、見てくれなかった。

 

一方、相談者の弟は母の膝の上に乗って「今日はこんな事があった。あんな事があった。」と思いっきり甘えていた。

相談者は母にそんな事をしてもらった事は一度も無かった。

 

大人になってから、母に「あなたは大人しくて何も言わなかった。」「大人しい子だった。」と言われる。

しかし、それを言われるとすごく腹が立つ。

 

さらに、何度も「あんたは恐ろしい子だ!」と言われる。

相談者は、無視されてきたというのが寂しかったため、物心ついた時から感情が爆発する時があった。

 

母は女の子が激しい感情を表すのを嫌う人。

相談者にはそんな冷たい態度をとる一方、弟には手のひらを返したように親身になる。

母は、そういった二面性を持っている。

 

また、母は人当たりが良く、「自分は人気者である」と言っている。

小さい頃から、相談者の話は聞いてくれず、母のそんな話ばかり聞かされてきた。

 

異常な事だと思うが、そういった事ばかり聞かされてきたせいで、母のエピソードと自分の人生がリンクしてしまう事もあるほど。

 

母は体裁を気にする人。

注目されたいけど、人は自分の事をどう思っているのかをものすごく気にする。

 

また、人に褒められるとすごく嬉しい人。

相談者が母親に「ほんとママはもう苦労したね、」「偉かったね」と言うと、すごく喜ぶ。

しかし相談者は、母親はまったく苦労したとは思っていない。

 

相談者の家は計画的ではないタイミングで家を購入したため、母が父に経済的な事を言い続けたため、父親が精神を病んだ。

その時に、母親は「私は苦労してこんな良いことをしているのに、病気になるなんてなんて酷い人なんだ!」「私にこれ以上、苦労かけてどうするつもりだ」と父に対して言っていた。

母は父に対して虐待めいた言葉や態度があった。

 

最近、母親は誰の事も愛していないと気づいた。

母親は自分に甘えていて、自分は母親に甘えられなかった。弟は可愛がられて、自分は無視されたとわかっている。

 

しかし、母親は相談者の事を「とてもとても可愛がった」「こんなに可愛がってやったのに、なんて恐ろしいことを言うの?!」と言う。

こんな母親に対してどうしたらいいのでしょうか?

 

 

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相談内容

実母との関係に悩んでいる。

小さい頃、弟は母に可愛がられていたが自分は無視されていた。

相談者が母に感情を爆発させると「こんなにしてやったのに恐ろしい子だ!」と言う。

強烈な母親に対してどのように接すればいいのか。

相談者
母親がナルシストです。
小さい頃から無視されてきたので、寂しくて感情を爆発させると「恐ろしい子だ!」と言われます。
こんな母親とどう付き合っていけばいいでしょうか。

 

 

回答者の意見

最上雄基(心理療法研究)

 

あなたの話を聞いていると、随分、自分でいろんな事を考えてわかっている。

 

また、母親の気持ちを言っているのか、自分の気持ちを言っているのか、わからないくらい親子がリンクしていて、これはマズイなと感じた。

(相談者:マズイと思いますか?娘たちには「双子のように似ている」と言われるんです。)

 

お気づきがわからないのですが、そのお母さんが持っている「褒められたい、注目されたい」という要求を、そのままご自身も持っていますよね?

(相談者:あ、持っていますね。)

 

もう、こんがらがってるマリオネットみたいな感じで、よく分からなくなってしまっているのではないでしょうか。

 

あなたの母は一人で舞台に上がって、ピンスポット浴びて周りが何も見えていないような人。

お母さんが作っているシナリオはすごい。

人気者で友達は多くて、「あの人この人は酷い、私は可哀そう」と言っている。

昼ドラでもここまでのは、なかなか無い。

 

ところが、これって全部言ってるだけですよね?

お母さんは実際に人気者ですか?この性格で人気者とは思えない。

行動を聞いていたら、そんな素晴らしい母親には聞こえないんですよね。

 

あなたの母親はナルシストの中でも非常に分かりにくい、幻影を見せる魔術師のようなナルシストタイプ。

「私はこうだよ、 ああなんだよ。」「こんなに大変なんだよ。」と呪文を唱える事によって、無い世界を創り出して人を惹きつける人がいる

 

周囲の人がみんなその惑わされた世界に入ってしまっている。

 

厳しいことを言うようですが、あなたの母はもう手遅れです。

(相談者:そうだと思います。)

 

あなたも、当然自分の幸せが大切ですよね。

 

人は、こういった言い合いになった時に、現実を一つにしようと思ってしまう。

しかし、自分が見ていた視点とお母さんが見ていた視点で、現実が異なる。

 

これが一致している親子ならいいが、相談者の母は誰とも一致しないタイプ。

あなたも「恐ろしい子だ」とか、いろいろな事を言われていると思うのですが、そんなことはないです。

 

お母さんは自分一人でピンスポット浴びていて周りは真っ暗です。

だから孤独でしょうがない。

 

お母さんは褒められるためだけ、注目を浴びるためだけに、自分を曲げて生きている人。

そうすると、周囲にニコニコしないといけない。

 

それで溜まりにたまったものを、自分が一番安心している所に吐き出す。

それが、お父さんであったり相談者であったり。やられる方はたまんないですよね。

 

ここで大事な事は、あなたが感情のコントロールをできるようになる事。

今回は難しい問題ですが、現実的な解決方法を教えます。

 

まず、母親と話している時は同じラインに立たない事。

「お母さんは舞台の上で話していて、私は観客で見ている」と意識する。

 

巻き込まれてしまう人はたくさんいるが、こういう風に考えるとかなり気持ちは違ってくる。

 

そして次は自分に対して。

日常の食べるものから何から、自分が選ぶものに対して「私はこれを選びたいのか?私は本当にこれがやりたいのか?」と、一個一個細かい所を確認するようにしてみる事。

 

かなり変わってくると思います。

 

 

パーソナリティの意見

引用:毎日新聞

加藤諦三

 

相談者の母親は典型的なナルシスト。

「こんなに素晴らしい母親」と本人は自己陶酔していますが、心の中はものすごい孤独と恐怖。

 

だから、褒められると猛烈に嬉しい。

批判されるとひっくり返る。それで大喧嘩になるんです。

 

犬や猫を飼う時というのは、犬や猫の性質を受け入れてから飼いますよね。

それと同じで、お母さんをナルシストと受け入れて接するしかない。

 

そして、あなた自身もナルシスト。

 

ナルシストというのは自分の存在が不確か。

なので、人に褒められていないと自分が無くなってしまうんです。

 

お母さんはどんどんナルシストになっていく。

これからもっともっと褒められないと自分がどんどん無くなってしまう。

 

ナルシシズムは悪化します。

 

なので、最上先生が言ったように舞台の上だと意識するでもいいし、私が言ったように犬や猫の性質を受け入れるのと同じように、ナルシストの性質を受け入れるという事。

相手がナルシストだと受け入れない場合には、これは無理です。

 

お母さんは自分という存在がものすごく不確か。

これは物凄い不安です。

 

ただ、お母さんとあなたの違いは「自分がナルシストだ」と気づいている事。

(相談者:私の話を聞いていて、「あ、この人ナルシストだな、」って思うようなところはどんなところなのでしょうか?)

 

それは、あなたはこの話を続けていけば、これから2時間も3時間も話し続ける。

要するに、自分の事を話すのが好きなんですよ。

 

人の話は嫌なんです。面白くない。つまらない。

でも、自分の話は延々とやります。

(相談者:なるほど。)

 

ただ、あなたはそれに気が付いている。

それが救いなんです。

 

最後に最上先生が言われたような態度でお母さんと接してください。

そして、小さな事でも一つ一つやるという事。

 

ナルシストの人はすぐに大きな事をやろうとする。

(相談者:あはは!そうかもしれないですね笑)

 

大切な事は小さな事を積み上げる事。

 

 

 

加藤先生締めのお言葉
自己陶酔しながらも心の底は孤独と恐怖。
自分に囚われているけど、他人に無関心。
ナルシストと言います。

 

 

リスナーの意見

これ。
相談者、自分がナルシストって気づいてるか?!

こういうナルシスト母育ちは結構たくさんいる。
子供は割り切って幸せになるしかないよ。

母親が相談者の話し方と同じです。
ずーっと自分の話をしていて、他の人が違う話をするとかっさらって自分の話にする。
周囲の人はうんざりしているのに、気づかないんだよな。

この世に自己愛性パーソナリティ障害の人がいるのは仕方ない。
大事なのは、自己愛に対してどう自分の感情をコントロールするか。
現在50代ですが、社会生活で学びました。

舞台で1人スポットライトとは素晴らしい表現だ。
身近にナルシストがいるから、明日から意識してみよう!

 

ままこの考察

いかがでしたでしょうか。

私は職場の自己愛さんに苦しめられた経験があるので、今回のは超神回でした。

 

ナルシストや自己愛性人格障害の人に悩んでいる人って意外といるんですよね。

私が以前勤めていた会社に典型的なナルシストがいましたが、周囲の人が次々と退職し問題になっていました。

 

毎日顔を合わせて仕事をしている時は、本当に悩んで、自己愛性人格障害の書物を本当に読み漁りました。

その時も、テレフォン人生相談に助けられました。

 

以前、他のサイトで、職場の自己愛に悩んだ自分の経験の記事を書いた所、すごく反響があったんですよね。

やっぱりナルシストに悩んでる人って多いんだよね。

 

なので、今回は身近な自己愛さんに悩んでいる人のために、少しでもヒントになる回を選んでみました。

 

私の場合は職場の人なので、辞めてしまえばもう会う事はありませんが、家族がナルシストとはたまりませんね。

あのタイプの人間が母親と思うと…。本当に恐ろしいです。

 

しかし、自己愛性人格障害は遺伝するとも言われています。

原因はさまざまですが、親との関係でなる後天的なものもあれば、先天性のものもあるという考えが主流のようです。

 

身長や容姿と同じように、性格も遺伝すると科学で証明されているので、当たり前と言えば当たり前ですかね。

 

現在、身近なナルシストに悩まされている人は、何か大きなヒントを貰える神回だったのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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