TEL相談・自分の顔が可愛くて男の視線が怖いと悩むおじさん

今回は46歳の男性からですが、可愛い顔のせいで男性から性的な目で見られるのが嫌で整形をしたいとの相談…。

タイトルの破壊力凄すぎですが、この通りの相談です。

優しい高橋龍太郎先生で良かったですね、と心から思える内容となっています。

 

放送を音声で聞きたい方はこちらから

目次

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今回の相談について

パーソナリティ:今井通子

回答者:高橋龍太郎(精神科医)

相談者

46歳男性(独身)

 

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相談者の状況

 

相談者は女性みたいな顔をしていて、学生時代からよく可愛いと言われていた。

整形をして目立たない顔にしたいとも考えているが、整形をしないでどうにかなる方法があるなら知りたい。

 

相談者は46歳男性で独身。

顔の特徴は四角い顔で、優しい目をしている、人のよさそうな顔、ベビーフェイス、高校の時に「赤ん坊のような顔だ」と言われた事もある。

 

46歳になった今、このような事は言われなくなったが、37歳の時に同級生と飲んでいたら「可愛いな…可愛いな…」とジーっと見られて気持ちが悪かった。

 

現在は失業中。

前職はサービス業だったが、このような事は職場でも頻繁にあった。

職場内の男性の1~2人以外の人は、みんな相談者をジーっと見て見とれているような感じだった。

 

街中でも、バスを待っている時やお客さんと会っている時など、男性からジーっと見られて近くに立たれたりする。

電車に乗っている時も、男性が隣にぴったりくっついて足をつけてきたりしてくるので気持ちが悪い。

 

今までは、そういう変な男性に「やめて」と言ったり、職場を変える事でなんとかやってきた。

しかし、この年になると再就職先が見つからず、どうにもならなくなってきた。

 

周囲の男性から見られているなと感じ始めたのは37歳、前職に勤めた頃から。

前職は工場で働く仕事だったのだが、体を触られたり、手を握られたりしながら働くような場所だったため「あぁ、私はこういう連中にモテるんだな」という事がわかってきた。

 

そう意識しはじめると、街中でも気持ち悪い男たちがジーっと見ている事に気づき始めた。

 

前職の退職理由は同性愛者たちによる迷惑行為が理由。

前の職場には1年務めた。

 

美容整形をしようと思っているが、できればやらないで過ごす方法はありますか。

 

 

 

 

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相談内容

学生の頃から男性に「顔が可愛い」と言われてきた。

前職でも同性愛者たちにモテて気持ちが悪かった。

街中でも男性にジーっと見とれられたり、近づかれたりする。

可愛い顔を整形で目立たなくしたいけど、整形しないでも済む方法があるなら教えて欲しい。

相談者
顔が可愛すぎて、どこへ行っても男性から性的な目で見られます。
整形を考えていますが、しないで済む方法があれば知りたいです。

 

回答者の意見

引用:毎日新聞

 

高橋龍太郎(精神科医)

 

前職の工場で、男性たちが相談者の手を握ってきたりしたのですか?

(相談者:俺は握られていないけど、他の人は握られたり…)

 

相談者は握られないけど、他の人が握られている現場を見たの?

(相談者:目の前で握られて、いろいろ言われているのを見た。大人しい人ほどやられる感じ。)

 

今の話を聞くと、世の中には同性愛者が人口の半分くらいいるように感じているみたいだけど、同性愛者は世の中にそんなにいるのですか。

(相談者:それはわからないけど、前職では20人中10人はそういうやつだった。)

 

相談者は前職の工場内だけでなく、街を歩いていてもそう感じている。

街の中の半分くらいの男性は相談者に性的関心があって見とれていると思っている。

 

精神科では、「見られいてる、観察されている」というのを「注察」という。

精神科では「注察念慮」「注察妄想」という言葉があって、人から見られているとか、人から後をつけられているとか、職場のみんなが自分の事を見ていて緊張する、などで精神科に外来に来る方はすごく多い。

 

その人の世界では、現実的に起きている事だと思っている。

相談者の言葉は、そういう人たちとまったく同じに聞こえてしまう。

 

そして、そういう人たちに脳の興奮をある程度抑える薬を使うと、嘘みたいに自分の周りで何も起きなくなる。

 

現実的に考えて、職場の半分の男性が同性愛者だなんて、まず起きえない事。

(相談者:20人中10人は人の体触ったり…。同性愛者とかそういう事じゃないんですよ…。人に迷惑かける事は悪い事じゃないですか…?見られている事は誰だって嫌です…。)

 

私のアドバイスとしては、相談者は過敏になりすぎているのだと思う。

お薬を使うと、本当に気持ちが楽になる。

 

美容外科で手術をするなんてお金の使い方をしないで、心療内科や精神科に行って今の話をして、気持ちを静めるお薬をもらうのが一番な気がする。

(相談者:そういうやり方もあるけど、現実が違っていれば恐ろしい事ですよね。)

 

恐ろしいと言ったって、過去10年間にわたって相談者は具体的な被害を被ったわけではないのに、神経が過敏になっているせいで不快な思いをずっとし続けてきた。

(相談者:えぇ。そうです。)

 

お薬を飲む事で、これからの10年間は被害もないし、神経も落ち着くし相談者にとってもいいこと。

 

整形手術はお金もかかる。

さらに、一度、手術して終わりではないかもしれない。

 

整形外科で一番有名な例は「視線恐怖」。

視線恐怖には2種類あって、他人からの視線と自分からの視線を怖がる症状がある。

 

自分の視線や自分の目つきが非常に怖いせいで、人が自分を遠ざけると言って二重手術をする若い男性はすごく多い。

しかし、そういう男性はそんな思考に陥るくらい神経過敏なので、今度は二重の幅が気になりだす。

そして、もっともっとと言って10回くらい目の整形手術を繰り返す人もいる。

 

今までの話を聞いていると、相談者も1回整形しただけでは訴えは変わらないと思う。

何度も整形外科に通う事にならないかと、本気で心配しています。

 

整形は行かないで、行くとしたら心療内科か精神科に行って今の話をしてみなさい。

 

 

 

パーソナリティの意見

引用:講演依頼.com

今井通子

 

「そういう考えもあるな」という感じで、納得していないようなのですが。

実質的な事を考えてみましょう。

 

心療内科とか精神科に行っても話をするだけで顔に傷はつかない、さらに、高額な費用はかからない。

もしかして、薬を飲めば自分の心が落ち着くかもしれない。

 

今の相談者は信じていないかもしれないけど、それで済むなら負担は軽いですよね。

その負担の軽い方から、一歩ずつやってみませんか。

(相談者:あぁ。それならいいかもしれない…。それでダメなら…)

 

くれぐれも、形成外科に行くような事はしないでくださいね。

(相談者:それは、そうですね。最後に行くかもしれませんが、試してみないとわからないですものね。)

 

(高橋龍太郎先生:お大事にどうぞ。

 

 

 

リスナーの意見

相談者の勘違い。
以上。

46歳男性で女性みたいなベビーフェイスってどういう事?!
声からも想像がつかない。

ちょっと、統合失調症っぽいのかな…。
幻聴とか…。

いるよね。
うまくいかない事を全部顔のせいにする人。

この前職の工場って刑務所だったんじゃないの?!
そうすれば説明がつくかも…。

高橋先生ちょっとあきれているけど、優しいな。
精神科医ってこんな仕事なのか…大変だね。

最後、「お大事に」って言われとるやん。

ままこの考察

いかがでしたでしょうか。

今回の相談は高橋龍太郎先生が、いろいろマッチしすぎていてある意味神回ですよね。

ほんと優しいな…。
しっかりと伝える事は伝えているし…。
お見事です!

 

最初はちょっと精神的な病気の人の話かと聞いていましたが、リスナーの声に「工場って刑務所だったのでは?!」とあり、ハッとしました。

大人しい人がそういう事される職場だった。とか…。

ありえる!

 

刑期1年の刑務所生活で、常にレイプされそうな恐怖に怯えて過ごしたために男性恐怖症になったと考えると少し理解できるかも…。

なんて思ってしまいました。

 

どちらにしろ、美容外科ではありませんね。

相談者は納得いっていなかったようですが、最後は今井先生の見事な話術でまずは精神科に行ってみると言っていたので少し安心です。

 

あなたはどう思いましたか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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