TEL相談・「捨てられない・片付けられない」過干渉で育った女の子の特徴です

今回は、片付けられない・捨てられない妻を持つ男性からの相談。

これは、過干渉で育った女の子の特徴がよく理解できます。

では参りましょう。

 

放送を音声で聞きたい方はこちらから

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今回の相談について

パーソナリティ:加藤諦三

回答者:大原敬子(幼児教育研究)

 

相談者

61歳男性

 

家族構成

58
子供3人(2人は独立)
実父

※現在、夫婦・子供1人・父の4人暮らし

 

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相談者の状況

 

相談者は61歳男性。

妻は58歳。子供は3人いるが、今一緒に暮らしているのは1人。

それと、父がいるため、現在は4人暮らし。

 

今日の相談は、妻がいろいろなものを処分できないという事。

妻はスーパーの買い物袋や、お菓子の食べた残りの袋などを処分できずに、まとめておく。

なので結局、足の踏み場もない状態になってしまう。

 

それを大切に使っている様子もないが、本人は「いずれ何か使う時があるだろう」と言っている。

スーパーは毎日のように行くので、袋にしても何にしても、「捨てればいいじゃない。また買ってきてどうせ溜まるんだから」と言うのだが、「いや、捨てれない。捨てれない。」と言う。

 

この捨てれないというのは、10年くらい前から極端になった。

結婚した当時は、相談者の母親がいたので家の中の必要ないものは色々と処分していた。

 

そして、母親が亡くなったのが10年前で、そこから妻の捨てられないが酷くなった。

 

相談者も見かねて、「こんなもんいらないだろう」と、宅地内の焼却するところに持って行って燃やして処分した。

すると、帰ってきた妻が「これがない!どこやったの?」と、血相変えて怒った。

 

相談者が「どうせ買い物してくるんだから、また集まるじゃないか、溜まるじゃないか」と言っても、「いやダメ!」って、そういう話しかできない。

 

洗濯機なんかも、壊れて買い換えたら普通は処分に出すと思うが、我が家は、もう5台もある。

5台中1台は、父親が使うものだったりするのだが。

 

こちらも、はっきりと把握しているわけでは無いが、妻が洗濯機によって使い分けているようで、「これは下着」「これはなんだ」とやっているみたい。

妻にとっては、自分が手に入れたものは捨てたくない、離したくないという思いが強い。

 

加藤諦三:

うーん…。虚しさっていうのかな。

そういうものが、奥さんの中によぎったような事って…。

 

妻は同年代の人と自分を比べて「いいなー。あの人はいいなー。」と、よく羨ましがる。

 

妻の母は認知症になっていて、ちょうどその時期に父親が60歳くらいで、割と早く亡くなってしまった。

そして、相談者の実父が90歳になるのにまだいる事などを、羨ましがる。

 

妻が「いいなー。」と言うので、相談者は「その人の決められた人生だからしょうがないじゃないか」と言うが、本人にとっては相当なショックがあるようだ。

それが、捨てられない1つの原因かなと思っている。

 

加藤諦三:

だけど、お母さんは、まだご存命なんですよね?

認知症って言ってましたけど…。

それで、お母さんは好きだったわけ?

 

でしょうね。

母親からは、かなりの影響を受けていると思う。

 

加藤諦三:

それで、お母さんが認知症になった事に対しても、なんかもの凄いやりきれなさも…。

やっぱり、10年前っていうこの段階では、心の支えになっていた。

 

そして、その心の支えになったものを失って、なんとなく人生が虚しくなったという…。

そういう時期なんじゃないのかな。

 

重なりますね。

 

また、今日の相談は妻が物を捨てられないという事以外にもいろいろあって…。

例えば、現在、妻はパートをしている。

 

職場で特定の人としか話をしないし、ちょっと何か言われると、その人を徹底的に嫌う。

それで、何か言われた場合、その人を恨む。

 

そして、相談者が今家にいるので、職場で何かがあった時に「あんた出てよ!あんた出てよ」と、わざわざ1015分もかけて、家に呼びにくる。

相談者は、「話だけ聞いて、また後日連絡しますって言っておけばいいじゃないか」と言うが、妻は「相手も待ってるから」と、呼びに来る。

 

加藤諦三:

要するに、知ってる人と知らない人・付き合う人と付き合わない人と、もうはっきりと分かれてるわけ。

 

そうですね。はい。

このように、妻の事でいろいろ苦労をしているのですが、どうしたらいいでしょうか。

 

 

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相談内容

相談者の妻がスーパーの袋などを捨てられず、家が足の踏み場もない状態。

この妻の捨てられないは、10年前の相談者の母が亡くなった時から酷くなった。

ある時、見かねて相談者がスーパーの袋を処分すると、妻は血相を変えて怒った。

また、妻はパート先での人間関係にも偏りがあって、嫌いな人を徹底的に嫌う。

職場で何かあると「あなた出てきて」と自宅まで相談者を呼びに来る。

妻の事でいろいろ苦労をしているのですが、どうしたらいいでしょうか。

 

回答者の意見

引用:大原敬子HP

大原敬子(幼児教育研究)

 

 

今日の相談は「妻がまったく見えません」「妻が何を考えているかわかりません」

今後、僕は妻とどのように付き合ったらいいでしょうって話しじゃないでしょうか?

(相談者:はい、そうです。)

 

それは、奥様は幼児期からお母さんが過干渉だったと、私は思っているんですね。

過干渉だった母が認知になった時、その子供がどう見るかというと。

 

それまでのお母さんは過干渉で凄くうるさいので、凄く大きなゴリラのように見えているわけです。

そして、いつも怯えながら母親の顔を見ながら生きてきた。

 

ある時、その母親が認知になりました。

 

その時、その子供は「えっ?私、今まで50なん年間、母は凄い人で凄く怖くて、立派だと思っていたのに、こんなに小ちゃな人?」と思う。

そして、その女性はどうなるかと言うと、もの凄い憎しみとイラつきが出るんですね。

なぜかと言うと、「なぜ私は、こんな人にこれだけ怯えて、神経を使って…何故?何故?何故?」となるんですよね。

 

私が、「奥さんは過干渉ではないですか?」と言ったのには理由があって。

先ほど言ったように、過干渉の特徴だからです。

 

テレビでも何でもそうです。

壊れても置いておきたくなるんです。捨てるのがイヤなんです。

 

ところが、整理はできない。

床に散々に散らばっています。

 

そして、片付けろと言えばキレます。

キレたら、もう手がつかない。

そして、パニック症状が強いはずなんです。

 

そして、それだけパニック症状が酷いから、判断ができない。

「えっ?わかんない、わかんない、わかんない」って、すごく慌てるんです。

 

これが、過干渉に育てられた女の子なんですね。

 

この奥さん、幼児期いい子だったんです。

無理をしていたんですね。

 

だから、誰もが嫌いなんです。

嫌いなのを笑顔で会っていたんです。

 

ところが、一番怖いゴリラみたいなお母さんが「こんなに小ちゃいんだ…」「私が思っていたお母さんと違う…」と、思った時の現実とのギャップ。

その時に、もの凄い怒りが出るんです。

 

もともと、奥さんは人間嫌いなんです。

要するに、お母さん過干渉で関わってきますから、人に歩み寄ることが嫌い。本来は。

 

でも、お母さんが怖いから、ニコニコして接している。

これが「抑圧」なのです。

 

そう思って生きてきた時に、ある日突然、怖い物がなくなった。

その時に、「今まで何であんなに無理したんだろう」と思った時の怒りは、相当なものなんです。

 

じゃあ、どうするかって、あなたが奥様にどう対応するかという事ですよね。

1つの例ですけど…奥様はお料理を作ります?

(相談者:はい。)

 

どんなの?

(相談者:いろんな焼き物とか煮物とか…だいたいできますけど…)

 

ということは、あなた自身も今奥さんに対しての関心がないわけですよね?

はっきり言えば、嫌になっちゃったの?

(相談者:はい。)

 

別れたい?

(相談者:いや、色々とありますので…)

 

うん。父親いますもんね。

 

相談者:

うん。出来る限りなら、別れなくて別居ぐらいで済ませれないかなぁ、とは思うんですけども…。

 

これ、実は奥様もそう思っているんです。

もう、人間関係煩わしいんです。

 

奥様も、しつこくこられるのイヤなんです。

そしたら、今日の相談は、世間にはわからないように、父親も元気でいるので、子供たちにもわからないように、家庭内別居はないですか?という事ですか?

(相談者:うーん、まぁ、そうですね。はい。)

 

それで、あなたの理想はどうしたいの?

 

相談者:

一応、最低限のことしか話さずに。

まぁ、それ以上の事は喋らないことにしようかなぁっと思ってるんですけど…。

 

あ、それは奥様も思ってますよ。

 

相談者:

うん。まぁ、それでいいと思うんですけど。

それで解決できればずっと、これからもこのままで…。

 

それで解決できればって、どういうこと?

結構あなた短気でしょ?

(相談者:そうでしょうね。はい。)

 

今、あなた、どんどん話が変わってきてるんです。

それは何故?

 

相談者:

ああ…。

その、流れの中で、そういう事もあるんですけど…。

もらえるんであればってことで話したんですけど…。

 

じゃあそれ、一点は何?

 

相談者:

家庭の物がなかなか処分できないという事と。

本人が外部の人と接したくないような性格をしてるから、どうすればいいのかっていうこと。

 

そうしたら、その一点だけで言うとね。

大きなポリ袋ありますね。

 

「台所のものはここに置いておこう」「居間にはこれを置いておこう」「これにボンボン入れていけば、僕が整理するよ」と言うんです。

ただ、言うだけです。

 

そうすれば、彼女は落ち着いてそこに入れます。必ず。

そして、それはなぜかと言うと「君が怪我をしたら、僕が困るからだ」と言うんです。

 

「君の健康のために。」

「それで、君が気持ちがよかったら、この袋に入れてくれ」って。

 

そして、捨ててしまった事は悪かったねと言う。受け入れるんです。

それだけで、彼女はだんだん収まっていきます。

 

是非、床のゴミは、それでやってみてください。

まず、間違いなく聞いてくれると思います。

 

それで、もう一点は何でしたっけ?

(相談者:外部の人との、付き合いが…)

 

あ!それは無理ですね。

ますます、これから人が嫌いになります。

 

でも、彼女はあなたに救いを求めている。

そしたら、「いいよ。外の人が来たら僕がやってあげるから」と、言葉をかけてあげる。

 

彼女は、毎日今でも怯えているんです。

彼女の人生は、いつも怯えている。

 

時々、ふとあなたの行動を見た時に、幼児期のお母さんの叱責を思い出して震える時があります。

(相談者:あぁ、はい。)

 

パニックってそういう時なんです。

もしパニックが起きたら、あなたは慌てずに「いいよ、息擦って、吐いて。凄い、凄い。」って一緒にやるんです。

 

すると、益々あなたの言うことを聞くようになります。

 

ですから、奥様は奥様なりに58年間 、彼女が怯えて暮らしていたことだけは理解して欲しいんですね。

一緒に暮らすならば。

 

 

パーソナリティの意見

引用:毎日新聞

加藤諦三

 

もう1つあるんですけどって、2つ問題が出てきちゃったね。

(相談者:ええ。ふふふ。笑)

 

1つはね、近づくこと・親しいことが異常に怖いんですよ。

だから、なんかちょっと尋ねられたりするだけでも、ちょっと怖いし嫌なんですよ。

(相談者:はい。その通りです。)

 

そういうのは、まさに今、大原先生が言ったように過干渉で育てられた人が多いんです。

近いことがもの凄い恐怖なんです。

 

だから近くなると、近いことを回避しようとする。

要するに、近しいことに耐えられないってタイプいるんですよ。

 

これね、「回避依存症」って言ってね。

人と近くなることを、避けないではいられないという人がいるんです。

 

奥さんはまさにそれ、「回避依存症・アボイダンス アディクト」なんです。

このアボイダンス アディクトというのは、大体もう1つ別の依存症があるんですよ。

 

これが、持ってる物を捨てられないという事です。

それで、先ほどの話で、持っているもの…スーパーの袋を燃やしたら猛烈に怒ったと言っていたけれど、これは物凄い怒りです。

(相談者:ええ。)

 

怖いです。

捨てられないのは1つの依存症なんです。

 

だから、奥さんは複数の依存症にかかっているの。

ですから、今大原先生が言ったようなアドバイスと、もう1つは、何でこういう依存症になったのかという事を 奥さん自身が気付いてくれないといけない。

 

だから、気付いてもらうためには、奥さんに自分の過去を自己分析してもらう。

それしかないんですよね。

 

「なんで私は、近いことに耐えられないのか。」

そう考えてくれれば、自分は小さい頃、お母さんが怖かった…要するに、お母さんとは一番近い人ですから。

 

だから人が近くなると怖い。

お母さんとの怖い関係を思い出してしまう。

お母さんとの恐怖の体験を再体験してしまうんですよ。

 

それともう1つ。

捨てられないというのは、具体的なアドバイスを大原先生がしてくださいましたけどね。

その基本に、そういう心理的な不安があるという理解ですよね。

 

 

加藤先生締めのお言葉
近づくこと、親しいことに耐えらえない
回避依存症 アボイダンス アディクト(Avoidance addict)と言います

 

 

リスナーの意見

使えるから捨てられないってのはわかるけど
洗濯機5台はないわ。病気だな。

回避依存症っていうのか…。
私の事だ。

これ離婚すればいいじゃん。
これじゃ、お互い神経すり減らして早死にするぞ。

過干渉は親しいことが怖い。なるほど

奥さん結構病的だよね。
発達障害とかじゃないのかな…。

自分もたかがレジ袋を捨てられなくて病気だと思ったけどね。
マイバッグ持参で、レジ袋はもらわないことで解決したよ。

ままこの考察

これは過干渉で育った女性がどうなるかが、よくわかる回ですよね。

実は、私自身、過干渉気味の母がいるため、なんとなくこの妻の気持ちがわかります。

 

そして、実家にいる時は、私も例外なく「片付けられない女」でした。

それが、結婚して実家を離れた今、掃除と片付けが普通にできる主婦になりましたが。

人を呼べるくらいの状態は保てています。
実家を離れて過干渉されなくなったから…?かな?

 

過干渉は、ぐいぐい踏み込まれてきた生育歴から、人親しくなる事が怖い。というのは納得。

過干渉は、最もわかりづらい毒親の形態と言われています。

 

■「過干渉は子を殺す」の回はこちら

 

生きづらい毎日を抱えている人は、自分の育ってきた環境に何かしらの問題が潜んでいます。

今回の相談でピンときた人や、片付けられない・捨てられない女性が周囲にいる人は、過干渉を疑ってみてはいかがでしょうか。

 

あなたはどう考察しますか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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